Sightseeing spot
高山村のみどころ

黒部のエドビガン桜

江戸時代の古い絵地図にも記された一本桜
樹齢500年の時を超えて、今なお誇り高く田園を見守る
所在地〒〒382-0800
長野県上高井郡高山村大字高井3740

「信州高山村五代桜」のひとつとして、村指定文化財に指定されている。

樹齢500年を超える古老の桜で、高台の田園に1本だけひっそり佇むその姿は、
のどかな田園が広がる高山村の平和とこれからの未来の繁栄を願い、
歴史を超えて見守っているように見える。

幹周約7m、樹高13m、樹冠15m。
推定500年は1本の木だったが、落雷により真っ二つに割れて、
主幹のうち一本は垂直、もう一本は斜めに伸びている。
花は赤みが濃い。

開花の季節には桜の周囲に咲く圃場の菜の花とのコントラストが春を彩り、
遠くにまだ山頂に雪積もる黒姫や妙高を望むことができる。

樹下に「十二宮」を祀られており、古くから人の暮らしとともにあったことがわかる。

2008(平成20)年には樹木医の診断を受けて、
根の周りの土をほぐしたり、舗装路の整備をし直すなど、
区民総出で整備を行い、桜の保護活動が行われた。